歯周病は治らない?

歯周病は治らない?歯周病菌対策と口臭






 

Q:歯周病は治らないのでしょうか?
歯周病由来の口臭なのかひどいニオイ(ドブのような臭い)が口からします。
歯磨きはしてるのですが他になにか方法などありますか?

A:ドブのような臭いや大便のような臭いがする、という場合は口腔内の原因以外に胃や腸、大腸などの内臓が原因となっている場合が考えられます。このような場合は口臭予防の方法として歯磨きはもちろんなのですが、生活環境を変えていく必要があります。

 

食物は口から入り、食道を通じて胃や腸で消化され、最後に大腸で大便になります。この大便になるときにガスが発生し、これが大便臭の原因でもあるのですが、通常はおならとなって体外に排出をされてしまいます。

 

ところが消化器官である胃や腸で、胃潰瘍や胃炎などの疾患がありますと、食物が内臓内に通常より長い時間、滞留して発酵してしまいますので、大腸で発生するガス量が多くなりオナラだけでは体外に排出されず、血液に溶け込んで体内を循環し、肺に達したときに呼気となって臭いも一緒に口から排出をしてしまうのです。これが臭いの原因と考えられます。

 

ではこういった臭いを防ぐためにすればどのようにすればよいのか、ですが、まずは食生活を改善し、内臓の負担を減らすことが第一です。具体的には肉や脂っぽいものを減らして、野菜や果物をよく摂るようにする、油っぽい食品は消化にも時間がかかってしまいますので、胃への負担が大きく、口臭の原因となります。

 

又、野菜や果物にはビタミンCなど胃の調子を整える効果を持つ栄養分が豊富で、なおかつ胃にも優しい食物ですのでおススメです。それ以外には喫煙、飲酒を減らすことも内臓への負担軽減には有効です。コーヒーなどカフェインの多い飲み物や炭酸水なども睡眠不足を招く原因であり、睡眠不足はストレスにつながりますので、できるだけ控えたほうがよいでしょう。

 

もちろん歯磨きも、ただ汚れを落とすためだけでなく歯周病菌の殺菌成分が配合された歯磨き粉を使用して、口臭の原因である歯周病菌を口腔内から排除するという口腔内の衛生環境の維持を継続していくことは非常に重要です。歯周病菌は人から人に感染をし、なおかつ口腔内から歯周病菌を100%除去するのは歯医者さんでも非常に難しい、といわれています。歯周病菌は読んで字のごとく菌ですから、少しでも口腔内に残存していればまた増殖します。

 

したがって歯周病菌のケアは気長に、継続的に続けていくしか手はない、というのが、ご質問者さまの「歯周病は治らないのか」という質問の答になるかと思います。